全米の旅行者(特に陸マイラー)が注目している、マリオットとSPGの合併。
この合併で、リワードプログラムがどうなるのか、みんなソワソワしながら、正式な発表をいまかいまかと待っていました。
4/16にフェイスブック上で、詳細の発表がありました。
いちおう見ておきました。
初めに10分間のプローションビデオを見せられました。
発表は、なんかアップルっぽかったです(笑)
ライブで3500人くらいの人が見ていました。
たくさんの変更が予想されていましたが、どうなったでしょうか。
クレジットカードはどうなる?
それでは、いってみましょう!
新マリオット・リワードプログラム
まず分かったのは、新しいリワードプログラムが始まるのは、2018年8月から。
マリオット・リワード、SPGリワード、リッツカールトン・リワードが完全に1つのリワードプログラムに統合されます。
それで、SPGポイントは8/1にマリオットアカウントに強制移行されるようです。
以降比率は3:1。
無料宿泊アワードチャート
無料宿泊に必要なポイント数のチャート。
コレに関しては、どのホテルがどのカテゴリーに入るか、というのが分からないと何とも言えませんね。
2019年からは、オフピーク、スタンダード、ピークシーズンと分けられます。
要するに、高いシーズンにはポイントもたくさん必要になる、ということですね。
今まではほぼ一律でどのシーズンに泊まっても同じポイントだったので、ピークシーズンに泊まればポイントの価値を最大化できたわけです。
例えば1泊その日は$500するホテルに、たったの10000ポイントで泊まれた!という夢のような話。
それが少し難しくなるイメージですね。
ただ、ヒルトンのように、値段に応じて無料宿泊に必要なポイントが変わる、という感じではないようです。
それだと、ポイントの価値がはっきりわかってしまって、ちょっと夢がなくなりますよね^^;
マリオットにはまだ、夢が少しだけ残されているかもしれません。
どのホテルがどのカテゴリに入るか、についての詳細は、6月に発表になるようです。
発表され次第、また記事にしたいと思います。
エリートステータス
エリートステータスは、以下のようになります。
- メンバー(0-9泊)
- シルバー(10-24泊)
- ゴールド(25-49泊)
- プラチナ(50-74泊)
- プラチナ・プレミア(75-99泊)
- プラチナ・プレミア(100泊以上+20000ドル)
詳細はホームページを見ると、よく分かります。
ほとんど今までと変わりがない気がしますが、例えばゴールドを見てみると
- レイトチェックアウト : 4PM → 2PM
- ボーナスポイント : 50% → 25%
- ラウンジアクセス : あり → なし
など、けっこう改悪になっています。
特にラウンジアクセスがなくなるのは痛いですね。
ただし、現在のゴールドは自動的に新プラチナになるので、今とほぼ同じ特典を楽しむことができるようです。
という意味では、改悪ではありませんね^^
エアラインへのトランスファー
この項目は、改善と言えるかもしれません。
今までのマリオットとSPGの提携エアライン全てにポイントトランスファーができるようになります。
なので、ANA、JALをはじめ、ほとんどのアメリカ系エアラインにはポイントトランスファーが可能です。
ちなみに交換比率は、ほとんどのエアラインで3:1。
そして、SPGの特典にあったボーナスマイルも、もらえます。
60000ポイントをトランスファーすると、5000マイルボーナス、という形です。
つまり60000ポイントが25000マイルになる、ということです。
ただ、この使い方がいいのかどうかは・・・時と場合によりますね。
JALにだけはいいかもしれません。
ANAはアメックスポイントが一番でしょう。
新クレジットカード
SPG Luxury Card
- 年会費 : $450
- マリオットで使えるクレジット:$300
- ゴールドステータス、75000ドル使えばプラチナステータス
- プライオリティパス・セレクト
- Boingo
- $100ぶんのGlobal Entry費用
- 無料宿泊(50000ポイントまで)
などです。
サインナップボーナスは、分かりません。
いままで無料宿泊がついたSPGカードは、アメリカ版には今までにありませんでした。
(日本のSPGクレジットカードには無料宿泊がついてますが)
ただ、50000ポイントまでとなっているので、新しいチャートの50000ポイントで、どのレベルのホテルに泊まれるか、がこのカードのカギになりそうです。
サインナップボーナスや無料宿泊によっては、Applyしてみるかもしれません^^
詳細はコチラ。
Chase Marriott Rewards Premier Plus
- 年会費:$95
- 無料宿泊付き(35000ポイントまで。)
- シルバーステータス
年会費は$10高くなりました。
いままでのマリオットカードの無料宿泊は、カテゴリ5まで(25000ポイント相当)となっていたので、けっこう使いづらい特典でした。
(日本にはカテゴリ5以下のホテルはありませんし)
ちなみにカテゴリ5はこのレベルです↓
今回35000ポイントまで、となりましたが、こちらも新しいチャートの35000ポイントで、どのレベルのホテルに泊まれるか、がカギになりそうです。
サインナップボーナスは100000ポイントというウワサ。
5/3からApplyできるようです。
詳細はコチラ。
既存のクレジットカード
Marriott Premier, Ritz-carltonの既存のカードには、特に変更なし。
(Ritz-carltonカードは、後日特典が追加、変更の可能性あり)
SPG Preferred Guest
1ドルにつき、2マリオットポイントもらえます。
これ、完全に改悪です。
今までは1ドルにつき1SPGポイントだったのですが、1SPGポイント=3マリオットポイントですので、もらえるポイントが2/3になったということです。
シブい。
ただ、今までなかった無料宿泊(35000ポイントまで)がついたのは大きいかも。
あとシルバーステータスがついてきます。
SPG Business Preferred Guest
上記のポイント加算減に加え、シェラトンラウンジへのアクセスがなくなったようです。
改悪。使ったことないけど(笑)
シブい。
日本のSPGクレジットカード
まだ詳細発表なし。コチラ
まとめ
ざっくりと、大きな変更だけ書いてみました。
小さな変更については山ほどあるので、詳細は公式サイトをみて確認するのが一番かと思います^^;
陸マイラーに大人気の、日本のSPGクレジットカードは、どうなるのでしょうか????
ちまたでは、大改悪になる、と予想されていましたが、発表後は意外にも悪くない、というレビューが多いです。
まぁ、始まってしばらくたってみないと、使い勝手など、正直なんとも言えないと思います。
これだけ大きな合併なので、今後、システムエラーなんかも山ほど出るに違いありません。
また何か面白い情報、お役立ち情報が出てきたら、記事にしたいと思います^^
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